学習塾の種類|指導スタイル別・特徴・メリット・デメリットを徹底解説!

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学習塾を指導スタイルの点から分類すると、集団指導塾、個別指導塾、映像指導型、自立型の4つに分けることができます。

どれがぴったり合うかは、塾へ通う目的、性格などによって決まります。

判断を間違って途中でやめてしまうことがないように、それぞれの特徴・メリット・デメリットをよく理解し、自分に合うと思うタイプを選択しましょう。

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学習塾とは

学習塾とは、小学生・中学生・高校生を対象に学習指導や進路指導を行う教育機関です。学校とは違い国からの厳しい規制がないため、指導の種類を自由に選択することができます。また、教育理念も独自のものを掲げて運営できます。

分類方法はさまざまです。例えば目的・内容に注目すると、学校の授業サポートや定期テスト対策をメインにした補習塾と、入試対策に特化した進学塾に分けられます。また、規模によって、大手学習塾と個人塾に分類することもできます。

今回注目するのは、指導スタイルです。集団指導塾や個別指導塾などに分けて、それぞれの特徴を掘り下げていきます。

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【学習塾の種類】4つの指導スタイル

集団指導塾と個別指導塾の見た目でわかる大きな違いは、その人数の差です。人数が多いがゆえの集団指導塾のメリット、人数が少ないがゆえの個別指導塾のメリットがそれぞれあります。逆にデメリットもあります。

今回は、これらに最近人気急上昇中の映像指導型、自立型を加えた4種類の指導スタイルに注目し、メリット・デメリットを徹底解説します。

集団指導塾

集団指導塾の場合、講師1人が一度に教える人数は10人前後〜数十人です。講師が前に立ち一斉指導を行う、学校と同じスタイルを採用しています。年間を通して決められた時間割で、あらかじめ決まっているカリキュラムを一定のペースでこなしていきます。

学校との決定的な違いは、同じ目標を持った仲間たちと一緒に勉強ができる点です。講師はその目標を叶えるべく、質の高い授業の提供に努めます。

メリット

集団指導塾のメリットは、大きく次の5つです。

・仲間と一緒に頑張れる
・自分の成績の位置が把握できる
・講師は、ベテラン講師であることが多い
・緊張感が生まれ授業に集中しやすい
・月謝が安い
 
集団指導塾の最大のメリットは、仲間と一緒に頑張れることです。授業中、他の生徒がよく理解しているのを見たら、自分も負けてはいられないとスイッチが入ります。その競争意識が、モチベーションアップへとつながるのです。

授業中はもちろん模試やテストなどの結果から、さらに明確に自分の成績の位置が把握できるのは、集団指導塾ならではのメリットです。志望校に合格するためには今よりどれくらい頑張るべきかなど目標がはっきりすると、やる気が出るのはもちろん具体的に計画も立てやすくなります。

また、集団指導塾の講師は、ベテラン講師であることが多い点もメリットの1つです。集団指導塾において講師は、ある程度の速度を保ちつつも学校よりさらにわかりやすく指導をする必要があります。そのため講師は十分な研修を受けて指導している可能性が高く、質の高さが期待できます。

生徒は皆目標を持って通塾しており、さらに講師の指導力が高いがゆえ、緊張感が生まれ集中しやすいのも利点だと言えます。

そして、個別指導塾と比べて比較的月謝が安いのも嬉しい点です。

デメリット

集団指導塾のデメリットとして、次の2つが考えられます。

・自由度が少ない
・質問がしにくい

デメリットの1つ目として、自由度が少ないことが挙げられます。カリキュラムは生徒に寄り添ったものではなく、塾独自に作られたものです。そのカリキュラムの仕組みや指導スピードが合えば、成果は期待できますが、学習効果に差が出てしまう点は否めません。

また、年間予定もすでに決められていて、生徒一人ひとりの予定に合わせて変えられるものではありません。振替授業も基本的には実施されません。よって、部活動や習い事で忙しいお子さんは両立が難しいという声があります。

授業内のことで言えば、質問がしにくいのもデメリットの1つです。一斉授業のため、自分がわからないからといって質問をして、授業をその都度止めることはできません。不明点を放置したままにした結果、授業がわからなくなりついていけなくなるパターンも残念ながらあります。競争が苦手で積極的ではないお子さんにとっては、通塾自体がストレスになるかもしれません。

向いている子

・積極的に質問できる子
授業中に質問しにくかったら、休憩時間や授業後に先生をつかまえて質問するような、積極性のある子が向いています。

・友達と切磋琢磨しながら成長できる子
よくできる友達と自分を比較して委縮してしまうのではなく、逆にモチベーションを上げられる子なら、集団指導塾にぴったりです。

・決められたカリキュラムについていける子
決められたカリキュラムに対して、何をすべきか理解し遅れずについていける子でないと、塾が負担になる可能性があります。

・塾の時間に自分の予定を合わせられる子
頻繁に休むとついていけなくなるので、集団指導塾の場合、塾の時間は体調不良以外、極力休まないことが鉄則です。

個別指導塾

個別指導塾の指導形式は、先生1人対生徒1人のマンツーマン形式もあれば、先生1人に生徒2人、先生1人に生徒3人〜4人の場合もあります。

集団指導の塾と違い、生徒一人ひとりが区切られたスペースに座り勉強します。生徒が複数の場合、講師が巡回し指導します。

集団指導との大きな違いは、あらかじめあるカリキュラムに生徒が合わせるのではなく、カリキュラムを生徒に合わせて作成する点です。完全オーダーメードカリキュラムなので、生徒は自分のペースで勉強を進められます。

担当講師は、生徒の要望や質問にこたえながら、柔軟に授業を進行していきます。

メリット

個別指導塾のメリットとして、次の3つが挙げられます。

・スケジュールの自由度が高い
・カリキュラムを合わせてもらえる
・講師との距離が近い

スケジュールの自由度が高いのは、個別指導塾の大きなメリットの1つです。自分の都合に合わせて時間割を組んでもらえるので、部活動や習い事等で忙しい子でも通いやすいです。

さらに、大会などで塾を休まなくてはならなくなった場合も、事前に塾へ連絡すれば振替てもらえるケースが多いです。

また、多人数相手ではないので、カリキュラムも合わせてもらえます。例えば数学が苦手であれば、授業は数学の指導をお願いし、他の教科は自習の時に対応してもらう形を取ることができます。塾のカリキュラムに合わせる必要がないので、時間を有効に使えます。

理解が十分でない時は、再度説明に時間を割いてもらうことも可能です。終始自分のペースで授業が進むので、ついていけなくなるという心配もありません。

さらに、講師との距離が近いのも利点だと言えるでしょう。なかなか積極的に話せない子どもでも、距離が近いので良い関係性を築きやすいです。質問も気軽にできます。

デメリット

個別指導塾のデメリットは、大きく次の4つです。

・学習ペースを保つのが難しい
・自分の実力を把握できない
・講師に慣れすぎると勉強に集中できなくなる
・月謝が高い

個別指導の場合、競争相手がいないので、学習ペースを保つのが難しくなります。

また、授業やテストを通して他の生徒と比較できないので、自分の実力がどの程度のものかきちんと把握できないのも難点です。授業を受けることによりなんとなく実力が上がってきたと感じても、客観的な立ち位置がわからなければ、志望校などを決定することはできません。個別指導の場合、外部模試を積極的に受けて、常に自分は今どれくらいの位置にいて、今後どれくらい頑張ればよいのか意識することが必須です。

また、講師との関係が近いため、マンツーマンの場合特に慣れすぎると勉強に集中できなくなるケースもあります。緊張感がなくなって雑談に走ってしまったり、問題を解くのに時間がかかったりすることが少なくありません。

加えて、集団指導塾に比べて月謝が高めなのも難点です。

向いている子

・勉強方法が分からない子
これまで真剣に勉強に向き合ってこなかったので、勉強の仕方が分からない子に対して、個別指導塾なら一から丁寧に教えることができます。

・苦手科目がある子
基本の理解が不十分な科目がある子は、集団指導塾だとついていけない可能性があります。

・部活や習い事で忙しい子
私生活が何かと忙しいけれど、勉強も頑張りたい子には、融通がきく個別指導塾がおすすめです。

・自分のペースに合わせて欲しい子
勉強がもともと苦手で、集団の中に入るとどうしても気後れしてしまう子には、個別指導塾が向いています。

・勉強をやる気がない子
個別指導塾なら、学習量や学習時間の管理、モチベーションの管理まで、丁寧にみてもらえます。自己管理ができない子にはぴったりです。

映像授業型

生の授業ではなく、あらかじめ収録された授業録画を見て学ぶ形式をとっているのが、映像授業型です。

自宅で講義動画が見られるオンライン塾と、塾校舎を構えているタイプがあります。後者の中には、担当者が進度の管理をしたり、わからない箇所の直接指導を行ったりといったサポートを実施している学習塾もあります。

メリット

映像授業型のメリットを、2つご紹介します。

・時間を効率良く使える
・講師の質が高い

最も大きなメリットは、時間を効率よく使える点です。映像なので、一時停止・早送り・巻き戻しが自由自在です。わからないところは、一時停止して巻き戻し、繰り返し視聴ができます。逆に理解できているところは、早送りでとばすか、倍速再生を選択すると良いでしょう。自分の都合に合わせて映像を視聴できるので、無駄が省けます。

また、もう一つ大きなメリットとして、映像に登場する講師の質の高さも挙げられます。もちろん塾にもよりますが、有名予備校の講師が出演することもよくあります。講師の指導スキルが非常にハイレベルであるのに加えて、映像は見やすく編集されているので、わかりやすいのは言うまでもありません。

デメリット

映像授業ならではのデメリットを、2つ挙げてみます。

・自分で目標を持って取り組む力がないと、継続は難しい
・わかった気になってしまう

基本的に、映像授業型の学習塾は自学自習です。よって、自分で目標を持って取り組む力がないと継続は難しいです。競争する相手もいなければ、生の講師もいないので、途中で飽きてしまうこともよくあります。ただ映像を流しているだけでは、緊張感がなく眠くなりやすいので、視聴しながらメモをとるなど工夫が必要です。

また、一方通行の授業で演習量が少ないので、わかった気になってしまう懸念もあります。映像授業でポイントをおさえたら、自分で解いて練習する時間を設けると良いでしょう。

向いている子

・時間を有効に使いたい子
部活や習い事などで忙しいため、時間を有効に使いたい子に向いています。

・自宅で授業を受けたい子
できるだけ人と接触するのを避けるため、自宅で講義動画を視聴したい子にぴったりです。

・有名講師の授業を受けられない子
地理的な理由のため生で有名講師の授業を受けられない子でも、この型なら、どこにいても映像を通して質の高い授業を受けることができます。

自立型

 

自立型の学習塾において生徒は、問題プリントや映像授業などの与えられた課題を黙々とこなします。主導は生徒である点がポイントです。

講師は場内を巡回し、学習状況の確認を行います。課題が分からず手の動きが止まっている生徒には、その場で個別指導を行います。もちろん、わからない問題にぶつかった時は、放置するのではなく質問も可能です。

1人の講師が同時に担当する生徒は、10人程度〜20人程度と幅があります。生徒は、個別ブースではなく、広いスペースに並んだ机で他の生徒と一緒に勉強します。

メリット

自立型のメリットは、次の通りです。

・自分で勉強する習慣や管理能力を身に着けられる
・演習量が増え、実力が上がっていくのを実感できる
・適度な競争心も生まれる
・授業料が比較的安い

自立型の学習塾を選択すれば、自分で勉強する習慣や管理能力を身に着けられます。自立型の学習塾においては、講師の助けを借りながらも生徒自身が計画を立て実行していくので、自己管理能力が高まります。この力は将来必ず必要となる力なので、身に着けておいて損はありません。

また、問題を大量にこなすことで、演習量が増え、実力が上がっていくのを実感できます。苦手分野は何度でも解き直し、十分理解できたら次のランクへと進めるので、学び残しがありません。

さらに、個別指導塾と違い他の生徒と一緒の空間で学習を進めるので、適度な競争心も生まれます。

加えて、生徒1人に対する講師数が少ないので、人件費を削減できることから、授業料が比較的安く家計に優しいのもメリットです。

デメリット

自立型のデメリットは、次の2つです。

・自主性と向上心がないと力はつかない
・ちょっとした物音や講師と他の生徒との話し声が気になることがある

講師に質問することはできますが、個別指導塾のようにつきっきりで学習解説をしてもらうことは難しいです。まずは、自分で解いてみる自主性があり、向上心を持って与えられた課題をなんとか終えられる子どもでないと、力はつきません。その積み重ねによって、学習習慣や管理能力を身に着けられるようになるのです。

また、自習型の学習塾は、広い教室やオープンスペースを使用するので、ちょっとした物音や講師と生徒との話し声が気になり集中がそがれる可能性もあります。体験教室などを利用して、騒がしさの度合いをあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

向いている子

・ある程度の学習習慣を持っている子
自立型は、自分で黙々と学習を進めていく指導スタイルなので、ある程度の学習習慣を持ち、継続して学習ができる子にぴったりです。

・向上心の高い子
向上心の高さは、学習意欲に直結します。向上心が高い子どもは、どんどん課題をこなし学力を上げていくことが可能です。

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まとめ

今回は、学習塾の種類を指導スタイルの点から4つに分類しました。

集団指導塾か、個別指導塾か、それともそれ以外か、どのスタイルを選ぶかで、成果が出るかどうか、長く続けられるかが決まる場合があります。

「友達が通っているから」といった理由で安易に集団指導塾を選択するのではなく、この記事を参考に、子どもの目的や性格などに合わせて慎重に選んでください。

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