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どんな塾であっても、塾に行きさえすれば、必ず成績が上がるというわけではありません。
自分が塾に通う目的をはっきりさせ、その目的にピッタリ合う塾をみつけることが大切です。そうしないと、結果はついてきません。
目的を決めること以外にも、塾選びにはいくつかのポイントがあります。
今回は、塾選びの失敗例をご紹介したうえで、さまざまな角度から自分にとってベストな塾の見つけ方を徹底解説します。後半には、オンライン塾の選び方もご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
学習塾を選ぶ前に
学習塾に通うためには、お金も時間もかかります。親に言われたから、まわりが行き始めたからという理由で、だらだらと通い続けるほどもったいないことはありません。
ぜひ、塾に入るメリットを知り、自分の目的を整理したうえで、塾探しを始めてください。
学習塾に入るメリットを知る
学習塾に入るメリットとして考えられるのは、次の大きく3つです。
- 学力が上がる
- 受験に強くなる
- 仲間ができる
学校では、勉強以外のことも当然学びます。それに対して、塾は「学力向上」という明確な目標のもと、指導を行います。よって、塾の講師は、勉強を教えるプロだと言えるでしょう。入塾すれば、日々の学習のサポートをしてもらえます。
また、その延長線上にある、受験対策も塾の得意分野です。入試問題には、学校で学習した範囲の応用問題が含まれます。よく出るパターンの問題や解き方のコツを知っているか否かで、結果が大きく変わることは言うまでもありません。塾によっては、それらを含んだ指導カリキュラムを売りにしているところがあります。また、塾は学校以上に最新の受験情報に敏感です。塾に入れば、受験する予定の学校についてより詳しく知れるのもメリットの1つです。
さらに、学校以外の場所に、自分とよく似たレベルの仲間ができることで、より頑張れるという声もあります。
学習塾に通う目的を明らかにする
学習塾には、先に述べたとおり、たくさんのメリットがあります。しかしながら、もちろん全ての塾が同じというわけではありません。それぞれ個性や理念を持ち、得意とするところが違います。よって、まわりに流されるまま塾に通うことをゴールとするのではなく、目的を明確にしたうえで、ぴったり合う塾を自分で見つけることが大切です。目的によって、どんな塾が合うのか、次の矢印を参考にしてください。
・学校の授業を理解したい⇒復習サポートをしてくれる塾
・とにかく内申点を上げたい⇒定期テスト対策に力を入れている塾
・受験を視野に入れ、志望校も決まっている場合⇒受験対策重視の塾 ※コース確認必須
なぜ塾に通うのか、その目的をもう一度はっきりさせることを、怠らないでください。
学習塾選びの失敗例
学習塾選びの失敗例として典型的なのが、目的をはっきりさせることなく、なんとなく入塾を決めてしまったケースです。この場合、のちのち、期待したほどには成績が上がらないという事態を招いてしまう恐れがあります。また、そもそもなんとなくでは、モチベーションの維持が難しく、早々に退塾してしまうことにもなりかねません。目的をはっきりさせることは、非常に大切なことです。
ここでは、それを踏まえた上で、それ以外の失敗例について6つご紹介します。
【失敗1】友達がいるから選んだケース
友達が良い塾だと言っているからと、よく調べもせず入会を決め、失敗するケースがあります。
友達が通う塾を選択するメリットは、もちろんあります。自転車で一緒に通塾する仲間がいれば安心ですし、何より楽しんで塾に行ける可能性が高いです。
ただ、仲の良い友達がいるからという理由だけで塾を選ぶのは、危険です。相手に合わせて無理してハイレベルの塾、あるいはコースを選んでしまったら、置いていかれるのは目に見えています。逆に、実力は十分あるのに、友達に合わせてレベルを落とした塾を選ぶのは、非常にもったいないことです。
いずれにせよ、成績向上のためには、自分の尺度で、自分にぴったり合う塾を探すことが大切です。
【失敗2】指導法をしっかり確認しなかったケース
あとで詳しくご紹介しますが、塾の指導スタイルは、個別指導と集団指導に分かれます。前者の場合、個別指導というのだから、家庭教師のように1対1だと思っていたのに、実際蓋を開けてみたら、1対3だったというケースはよくあります。
また、指導にあたる講師が大学生講師で、教え方に不満があるという声も少なくありません。年が近い講師の方が質問しやすい場合もありますし、研修や実践を経て、高いスキルを身に着けたアルバイト講師も多くいます。それでもやはり、プロ講師を望んでいたのに、思っていたのと違うと感じるケースがあります。
こういった失敗を避けるために、入塾前のリサーチは必須です。
【失敗3】費用が安いだけの理由で選んでしまったケース
塾代は高額な場合が多いので、他より安ければ魅力的に映ります。だからといって、それだけで入塾を決めると、失敗することがあります。塾代を安くする分、講師の研修費などを削減し、質を落としているかもしれません。または、使用する教材を毎年使いまわすことで、教材にかかる費用を安く抑えている可能性も考えられます。あまりに安すぎる場合は、注意が必要です。
加えて、最初に提示された費用が安かったので選んだら、あとから施設設備費など説明を受けていない費用が加算され、結局高額になってしまったという失敗もよくあります。
塾に通い続けるためには、費用の問題は避けては通れません。入塾する前に、トータルでかかる費用の確認を怠らないようにしましょう。
【失敗4】立地や塾の雰囲気をよく確認しないまま決めてしまったケース
立地は意外に盲点です。入塾を決めてから、周りの治安の悪さに気付き、結局通うのを断念したというケースがあります。そうでなくても、昼と夜とでは、雰囲気が大きく変わることがあります。例えば閑静な住宅街の中にある塾なので大丈夫だと思ったら、夜になると人通りが少なく、街灯も数えるほどしかないので、通うのが怖いというケースも実際にあります。入塾する前に、必ず塾の時間にあわせて、一度行ってみてください。その時不安要素があれば、一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。
また、塾内の雰囲気も大切です。友達や周りの評判で決めず、必ず無料体験授業を利用しましょう。
【失敗5】ネットの口コミだけで選んでしまったケース
インターネットの口コミの評価が高いので、良い塾だと思い選んだけれど、通ってみると思っていたのと違っていたという失敗例もあります。それこそ、自分の目的を達成してくれる塾であれば良く映るでしょうし、先生との相性が良ければ当然印象は良くなり、評価は高くなります。ただし、それが全ての人に当てはまるわけではありません。
口コミは確かに判断材料にはなりますが、あくまで第三者の意見だということを忘れないでください。ホームページや資料を自分の目で見て、さらに無料体験を上手く活用し、納得してから入塾を決めるようにしましょう。
【失敗6】志望校の合格実績だけで決めてしまったケース
合格実績は、その塾の力量を表す大切なデータです。塾選びの際、ポイントの1つとなることは間違いありません。ただ、志望校への思いが強く、合格実績だけで決めてしまうのは危険です。実際他の部分があわず、塾に通うのが苦痛になってしまった例があります。
塾を選ぶ時には、合格実績を含め、総合的に考えることを忘れないでください。また、インターネットなどに掲載されているデータ自体が、古いものではないかの確認をすることも必要です。
学習塾の選び方
塾を選ぶ際には、まず、塾に通う目的を明確にしましょう。自分の性格に合うかどうかの見極めも大切です。
それ以外にも、かかる費用、立地、合格実績など判断材料はたくさんあります。
- 指導スタイルで選ぶ
- 規模で選ぶ
- 講師の質で選ぶ
- 見学・体験で選ぶ
- かかる費用で選ぶ
- 通いやすさで選ぶ
- 合格実績で選ぶ
- カリキュラムで選ぶ
- サポート体制で選ぶ
- 口コミで選ぶ
今回は、自分にとってベストな塾を選択できるよう、さまざまな角度から選び方のポイントをご紹介します。
①指導スタイルで選ぶ
指導スタイルは、先生1人に対して生徒が何人くらいいるかによって、集団指導塾と個別指導塾にわかれます。両者の特徴を踏まえたうえで、自分にはどちらが合うか考えてみてください。
集団指導塾
◦特徴
集団指導塾とは、その名の通り、教室に多人数の生徒を集めて、先生1人が集団に対して授業を行うスタイルの塾のことを言います。雰囲気は、学校の授業に似ています。
◦メリット・デメリット
学校との大きな違いは、同じようなレベルの仲間が集まっているので、他の同級生を意識しつつ、より意欲的に学習できる点です。指導講師にはより高い指導力が求められるので、それに対応できる、質の高い講師が揃っていることが多いです。ただ、一斉授業なので、たとえわからないところがあっても、質問しづらいのは確かです。
◦向いているタイプ
これらの特徴から、集団指導塾は、ライバルが周りにいた方が頑張れる生徒に向いていると言えるでしょう。ある程度の成績が取れていて、自宅学習の習慣がすでについているタイプの生徒であれば、ついていくことは十分可能です。
個別指導塾
◦特徴
個別指導塾の場合、先生1人に対して、生徒1〜2人であることが多いです。ただし、塾によっては、講師1人が生徒3〜4人を一度に指導するケースもあります。
◦メリット・デメリット
集団指導との大きな違いは、生徒一人ひとりのレベルや性格に合わせた指導を受けられるところにあります。苦手分野を中心に、学習スピードも気にせず、丁寧に指導してもらえる点は、大きな利点です。また、わからないことはその場で質問できるので、疑問を残さず、次のステップへと進めます。ただし、料金は集団指導よりも高いことが多いです。
◦向いているタイプ
これらから、成績は毎回平均点前後で、勉強の仕方がいまいちつかめていない生徒に、個別指導はぴったりだと言えます。先生からアドバイスをもらい、普段の勉強法を少し工夫するだけで、成績がアップすることがあります。
②規模で選ぶ
次に、規模を軸に、全国にある学習塾を2つにわけると、校舎をいくつか展開している大手学習塾と、個人で経営している個人塾にわかれます。両者の特徴をご紹介しますので、塾を選ぶ際の参考にしてください。
大手学習塾
大手学習塾の強みは、採用試験をクリアした講師による、安定した指導を受けられる点にあります。マニュアルがあり、研修制度が整っている塾であれば、講師の質にそれほどばらつきは出ません。大手学習塾の中でも、特に個別指導の場合、仮に講師と相性が合わなければ、他の講師と交代してもらえる制度を取り入れている塾もあります。
そして何より、最近の受験の傾向、全国の偏差値の動向など、情報量が豊富な点も大きなポイントです。よって、自分が住んでいる地域よりもっと広い地域を視野に入れて、受験に臨む人には、大手学習塾をおすすめします。
個人塾
個人塾の場合、校舎数は1・2校程度で、ほとんどの場合、1校舎の生徒数は、数十人ほどです。中には、塾長が1人で経営していることもあります。
メリットは、何と言ってもその面倒見の良さです。授業以外でも積極的に質問に応じてくれたり、テスト前には補習を実施してくれたり、常に生徒第一の姿勢は、個人塾ならではです。また、運営マニュアルがあるわけではないので、振替にも柔軟に対応してくれて助かるという声もあります。さらに、地元の学校情報に精通しており、定期テスト対策に強いという個人塾も多くあります。内申点を上げたい人はもちろん、地元の学校の受験を考えている人は、個人塾を選択すると良いでしょう。
③講師の質で選ぶ
実際に指導にあたる講師がどんな講師かも、塾を選ぶ際の大きなポイントの1つです。ホームページやパンフレットに、実績を含んだ講師の紹介記事が載っていることがあります。ぜひ、参考にしてください。
とはいえ、実際に会ってみないと、相性が合うかはわかりません。無料体験も、積極的に活用することをおすすめします。特に個別指導の場合、先生との関係がより密になるので、信頼関係が築けないと、塾に通うこと自体億劫になる可能性があるので注意が必要です。入塾してから違和感を感じることもあるので、授業がスタートしてからでも、担当の先生をかえてもらえる制度があると、なお安心です。
④見学・体験で選ぶ
塾を選ぶ際は、失敗しないためにも、出来る限り見学・体験を利用してください。塾の雰囲気はどうか、指導してくれる先生はどんな人かなどは、実際に見学・体験してみないとわかりません。他人が何と言おうと、その結果自分が合わないと思ったら、無理をする必要はありません。自分が受けた印象を第一に判断することが重要です。有名な塾だからといった理由で、違和感を持ちながら入塾を決めても、モチベーションを維持することが難しくなるのは目に見えています。チェックするのは、以下の項目です。
- 塾全体(クラス全体)の雰囲気
- 先生の印象
- 授業のわかりやすさ
- 通塾のしやすさ
先生については、その人柄だけでなく、授業のわかりやすさも大切です。
教えるスピード、話し方の聞き取りやすさ、板書の見やすさなども含めて総合的に判断しましょう。
その他、教室の広さや清潔さ、自習用ブースの有無などもチェックしておくといいですね。
もちろん、入塾する気がないのに見学・体験を申し込むのはルール違反ですが、例えば2つの塾で迷っていて比較したい場合、非常に役に立ちます。ぜひ積極的に活用してください。
⑤かかる費用で選ぶ
塾代は決して安くはありません。しかも、毎月支払うものですから、高すぎると家計に響きます。入塾を決める前に、納得いくまでしっかり調査しましょう。
一般的に、先生一人当たりが担当する生徒数が少なければ少ないほど、授業料は高額になります。よって、集団指導より個別指導のほうが、授業料は高いことが多いです。
それを念頭において、パンフレットなどで、かかる費用とその根拠をチェックします。
小学生・中学生・高校生の平均の学習塾費用をのせておくので、こちらも参考にしてください。ちなみにこれは、塾に通っていない生徒も含めた、1年間の平均になります。
小学生 | 中学生 | 高校生 | |
公立 | 約57,000円 | 約202,000円 | 約107,000円 |
私立 | 約222,000円 | 約144,000円 | 約171,000円 |
※文部科学省平成28年度「子供の学習費調査」より
高すぎるのはもちろん困りますが、逆に安すぎるのも不安です。場合によっては、家賃が安い分治安が悪い場所に塾を構えていたり、低賃金で講師を雇っていたり、過去のテキストをそのまま使用していたりすることがあります。または、最初は料金体系が明らかにされず、あとから設備費やテキスト代などを請求され、結局高額になってしまったというパターンもあります。月謝は安いのに、夏期講習や冬期講習、春期講習など各種講習代を年度途中で請求され、年間の塾代が跳ね上がったというケースも少なくありません。全部で年間いくらかかるか確認して、納得いく金額であれば、選択するようにしてください。
学習塾の費用相場は?月謝の平均と塾によって差が出る理由について紹介⑥通いやすさで選ぶ
確認するポイントは、以下の通りです。
- 距離が遠すぎないか
- 通う途中に危ない道はないか
- 車を止められるスペースはあるか
毎週通うのですから、負担を感じずに通える距離かどうか、よく考えてから決めましょう。友達と一緒ならまだしも、1人で通うのなら、特に暗い道はないか、車通りが激しく注意すべき通りはないかも、きちんと確認することが大切です。
また、普段は自転車で通うとしても、雨や雪の時は車で送迎する可能性があります。車が止まれる駐車場や駐車スペースがあるかのチェックもしておくと、さらに良いでしょう。
通塾に関して、不安に思う点があるなら、きちんと解決策を考えてから入塾を決めてください。先生や指導内容がいくら素晴らしくても、通うのが億劫であれば、塾に苦手意識を抱いてしまう可能性があります。
⑦合格実績で選ぶ
受験を視野に入れて塾を選ぶなら、合格実績も大きなポイントとなり得ます。レベルの高い学校への合格者が多いなら、その塾には、「力のある先生が在籍している」「受験を視野に入れたカリキュラムが充実している」「受験情報が豊富である」可能性があります。
ただし、上位校の合格者だけに注目するのは危険です。一番大切なのは、自分の志望校の合格者数です。名の知れた塾であっても、特定の学校には実績を残せていない場合もあります。必ず、全体の合格者数と、志望校の合格者数をチェックしましょう。
また、合格率にも留意してください。たとえ合格者を100人輩出していても、受験者数1000件中の100件なら、10%にすぎません。加えて、インターネットで知り得た情報が、最新のものであるかの確認も大切です。
⑧カリキュラムで選ぶ
カリキュラムとは、指導をどのような過程で行っているかを示したものです。塾によってカリキュラムは違うので、塾を選ぶ際は、じっくり見て判断してください。この時の判断基準は、「自分の目的と塾のカリキュラムが合致しているか」です。たとえば、基礎の定着を目指し、学校の授業をきちんと理解できるようになるカリキュラムを組んでいる塾もあります。それに対して、受験をゴールとしてカリキュラムを作成し、合格を目指した授業を実施している塾もあります。大切なのは、自分の目標を達成できる塾を選択することです。
さらに踏み込んで、指導教科と指導内容まで把握できれば、より他塾と比較しやすくなります。
⑨サポート体制で選ぶ
塾の良し悪しは、授業だけでは決まりません。塾長や担当者が、面談などを通して、悩み相談に応じてくれるかも重要ポイントの1つです。それを確かめるベストタイミングは、入塾前の面談です。塾の強みである情報力を活用し、進路相談に親身になってのってくれるか、自宅での学習について、プロとしてアドバイスをくれるかどうかなど、今の悩みを簡単に話し、今後継続してサポートを受けられそうか判断しましょう。
また、クラブ活動などで忙しい学生にとって、振替授業をしてくれるかどうかも、とても重要です。加えて、その条件のチェックも必ず行ってください。たとえば、振替回数を制限したり、振替に手数料が発生したり、厳しい条件を提示している塾も、中にはあります。現実的に振替制度を利用できそうか、パンフレット等で確認しましょう。
⑩口コミで選ぶ
ホームページやパンフレットで情報を収集するのと同時に、実際に通塾している子どもや保護者の声を聞いたり、インターネットの口コミをチェックすることは、塾選びの大きなヒントになり得ます。良い口コミだけでなく、悪い口コミにもしっかり目を通すことをおすすめします。
ただし、先に書いたとおり、それだけで判断するのは危険です。口コミは塾を知る最初の入り口になりますが、あくまで他人の意見だということを忘れないでください。無料体験などを通して、自分の目で見てから判断するようにしましょう。
オンライン塾の選び方
上記では、通塾型の学習塾の選び方を紹介してきましたが、ここからは、『オンライン塾』の選び方について紹介します。
オンライン塾とは、パソコンやタブレットを使って、オンラインで指導を受ける塾のことです。
通塾の必要がなく、講師や他の生徒と接することがないといった理由から、コロナ禍をきっかけに一気に広がりました。
オンライン塾のメリットと種類を確認したのち、オンライン塾の選び方のポイントをご紹介します。
オンライン塾のメリットと種類
オンライン塾のメリットとして、まず通塾の手間が省けることが挙げられます。また、日本全国にいる講師の授業を、どこに住んでいても受講できる点もポイントです。
さらに、校舎を構える必要がない分、授業料が安いケースが多い点も見逃せません。
種類は、大きく次の2つに分かれます。
「ライブ(同時配信)授業タイプ」・・リアルタイムで行われる授業を受講するタイプ
「オンデマンド授業タイプ」・・あらかじめ録画された授業を、生徒が好きな時間に視聴するタイプ
ライブ授業タイプには、講師1人が生徒2〜3人を相手に授業するパターンと、1対1のマンツーマン型、大人数授業型があります。
また、コロナ禍において、集団指導塾の授業をそのまま映像配信するパターンも増えてきました。欠席した人用に、その授業を録画し、後から見られるようにしている塾もあります。
オンデマンド型の利点は、編集されているので見やすく、倍速再生や繰り返し再生が可能である点です。中には、有名講師の授業を配信している塾もあります。
その他、学習管理型の塾も少なくありません。この塾の場合、基本的に科目授業は行われず、勉強計画管理が中心となります。受験をゴールとして、1日ごとに何をすればいいのか指導してもらえます。
ここからは、オンライン塾の選び方のポイントをご紹介します。
目的をはっきりさせてから選ぶ
対面形式の塾と同様に、まず塾に自分が求めることをはっきりさせる必要があります。目的が決まったら、合う塾のタイプがわかります。
・学校の授業についていけるようにしたい
⇒個別指導型
・勉強計画を立てるのが苦手なので、勉強管理をしてほしい
⇒学習管理型
・志望校がすでに決まっている
⇒受験対策に強い塾 ※志望校合格者数、要チェック
また、とにかく成績を上げたいけれど、部活などが忙しくて決まった曜日に、決まった時間を確保するのが難しい人には、オンデマンド授業タイプ(録画視聴型)のオンライン塾をおすすめします。
講師の質で選ぶ
授業や指導がわかりやすいかどうかは、講師の質によって決まります。その質は、塾によって大きな差があります。「授業や指導を担当するのはプロ講師なのか、それともアルバイト講師なのか」「オンライン授業をスムーズに提供できるよう、専用の研修を受けているかどうか」など、必ず入塾前にホームページなどで確認しましょう。
個別指導型の場合は、親身になって指導してくれるかといった人柄や、相性も大切です。それは、実際に授業を受けてみないとわかりません。無料体験を実施している塾も多数あるので、ぜひ積極的に利用してみてください。
かかる費用で選ぶ
オンライン塾は、店舗型の塾と比べて、一般的に安いことが多いです。なぜなら、家賃などの固定費が抑えられる分、授業料を安く設定できるからです。ただ、中には、通塾型の塾より高い塾もあります。塾によって、かかる費用に大きな差があることを覚えておいてください。
差が生じる理由としては、形式の違い、付加されるサービスの違い、講義時間、講師の質の良し悪しなどが考えられます。例えば、オンラインの場合、講義時間は、20分〜90分までと非常に幅が広いです。安いところは、時間が短い可能性があります。または、講師が東大受験合格者などに限定される場合、当然授業料は高くなります。
安いからといって飛びつかず、または高いからと言って敬遠せず、その理由を理解し、納得したうえで決めるようにしましょう。
サポート体制で選ぶ
オンライン塾の場合、周りに他の生徒や講師がいるわけではないので、心細く感じてしまうこともあるでしょう。そういった不安を取り除くため、サポートが充実している塾を選択することも重要です。
おすすめは、定期的に面談をしてもらえて、質問・相談が無制限にできる塾です。その時点での自分に合う参考書は何か、受験計画の立て方はこれでいいのか、といった相談にのってもらえると、1人でも自信を持って勉強を進められます。1人で勉強していて、わからない問題にぶつかったとき、すぐに質問できるかも大切なポイントです。中には、質問はできるけれど回答に時間がかかるパターン、回数に制限があるパターン、質問が有料であるパターンなどがあります。
入ってから思っていたのと違うということにならないように、細かく確認してから入塾を決めるようにしてください。
まとめ
今回は、塾の選び方について、色々な角度から徹底解説しました。まずは塾に通う目的を明確にし、ピッタリ合う塾を探しましょう。
講師の質、かかる費用、合格実績なども、塾を選択する際の判断材料となります。
それらは、ホームページやパンフレットなどでも確認できますが、出来る限り見学・無料体験を利用して、自分にとってベストな塾を選択してください。